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Optical Lens

眼鏡レンズ事業
超高屈折1.74レンズを始めとし、非球面、両面非球面、累進レンズを製造。近年では偏光レンズ、調光レンズ、 ゴルフ用メガネ「イーグルビュー」など、レンズそのものに特別な機能を持たせた、高機能性レンズ成形にも取り組んでいます。
これまでの視力補正ということだけでなく、メガネをかけて楽しむレンズにも、私達の技術が使われています。

開発室

開発室では、若い世代からお年寄りの方まで、また病気で困っている方々の視点から考え、今必要とされている機能の眼鏡レンズを開発しております。各専門分野の大学との共同研究で得た光学理論や、眼科/眼光学の知識をベースに眼鏡レンズについて研究をしながら、その研究成果や眼鏡以外の光学設計技術を取り入れて様々な要求に叶えることを可能とする光学設計を行っています。また、新しいアイデアを短期間で実現できる環境や設備を整えており、「お客様と一緒に商品やサービスを開発」をモットーに日々取り組んでおります。

スタッフインタビュー

技術部

お客様に魅力ある眼鏡レンズとはをモットーに、材料から表面処理加工一貫の開発を行っております。永く御使用頂いて、装用感を良くするために、薄く・軽く・傷つきにくい、見易い、汚れにくい、お好みの色へのカラーリングがテーマです。光学材料、ハードコート、反射防止コート、撥水、撥油・スベリ性コート開発。又、光学材料の超高屈折率化、各成膜をナノ(10億分の1)メートル単位で膜厚をコントロールすることにより、新規機能を創出・探求を行っています。同技術で光学部品・光学素子への用途開発を行っています。

スタッフインタビュー

偏光課

散乱光を抑えることで水面や対向車フロントガラスの反射を防ぐことが出来る偏光レンズ。
わずか40μmという偏光フィルムを剥離や水気から守るため、レンズ材料と一体成型を行うことで長期に渡って劣化しにくい偏光レンズを製作しています。

ポリッシュ課

遠近両用レンズなどキャスト課では対応しきれない度数範囲において、求められる度数・形状に加工・切削・研磨を行っています。日本初の”自動循環式集塵装置(Fuild Management System)”を導入し、フルオートメーション化された製造工程でクリーン且つ迅速な工程を実現しました。

キャスト課

眼鏡レンズの度数が左右ともに他の人と一致することは非常に稀です。お客様一人ひとりの度数に対応させるため、数百にもなるパターンでガラスの型を組み合わせ、プラスチックレンズの原料(液体)を注入して重合成形しています。

カラー課

目元をおしゃれに彩るカラーレンズ。
最近では、眩しさを感じやすい波長を効果的にカットしつつコントラストを向上させるカラーなど機能性カラーも取り揃えています。

ハード課

プラスチックはガラスに比べて軽くて加工しやすいといったメリットがある半面、キズが入りやいといったデメリットがあります。キズからレンズを保護するためのコーティングを行っています。

コート課

光は物体に当たると反射する現象を生じます。メガネレンズも例外ではなく、レンズ表面で映り込みの発生やフラッシュのような強い光の反射によって目元が写らないといった現象を生じます。真空蒸着という成膜技術を用いて、反射防止膜をコーティングしています。