ダイクロイックミラーは、薄膜による光の干渉を利用して、特定の波長領域の光を透過し又は反射する光学フィルターです。例えば、白色光源から赤(R)緑(G)青(B)の光を取り出す色分離フィルターや、紫外線や赤外線を反射し、可視光線の波長を透過させるUV・IRカットフィルターなどがあります。プロジェクターでは、色分離フィルターが使われ、デジタルカメラでは、赤外カットフィルターを設け、人の目の感度と同じになるように調整してます。この様なダイクロイックミラーは、複数の誘電体材料を何十層も積層することで作られます。